前回の振り返り
ミニ四駆にAIを (Part1)
前回の記事より、AIチップを開封したものの、マニュアル記載の配線材料(銅板と絶縁体、リード線)を用意しておりませんでした。
今からホームセンターで調達しようにも、閉店時間間際で調達できません。
策を講じる
リード線は弊社内にてどこからか調達するにしても銅板と絶縁体がありません。
近日中に記事にしてご報告したく、なんとしても今日中に取り付けて動作確認がしたいところです。
そこで私どもは今弊社内にある材料だけで動かせないか、策を講じることとしました。
(ちなみに、筆者は電子工作に疎いのでメンバへの応援係です!)
まずは、通常とAI Chipボードを載せたミニ四駆の回路の確認です。
通常のミニ四駆の回路は左図のとおりで、簡略化すると右図の直列回路であることがわかります。
AI Chipボードを載せたミニ四駆の回路では、「AI Chip V3 配線マニュアル」によるとミニ四駆を電源制御する為に、銅板と絶縁体を使って左図のとおり配線しています。
簡単に示すと、右図の通り電池から流れる電気をボードが制御してモーターへ電気を流していることがわかりました。
以上を踏まえると、銅板や絶縁体を要らずに以下でも実現することができます。
なんと銅板や絶縁体が手に入らずとも、これでも大丈夫なのです!!
次章からこの回路で実装していきたいと思います。
用意したもの
- リード線
- 両面テープ
- コネクタ
- ハンダ等の工具一式
作業内容
作業は電子工作の造詣が深いメンバにお願いしました。(筆者は引き続き応援です。)
1. 車体から電池端子を取り外しました。
2. 写真のリード線を使用しました。 「AI Chip V3 配線マニュアル」では黒色の線を使用していますが、緑色の線で代用いたします。
3. 両電池端子を分断します。 まずは前後に切断しました。
電池側とモータ―側を分断する為に1センチ余りモーター側を短く切断しました
4. それぞれの端子に、リード線をハンダ付けします。
5. ハンダ付けした端子が車体から落ちないようにそれぞれ両面テープで貼り付けます。
細い線を使用したので電池とモーターのカバーから無理がないように線を出すことができました。
6. AI Chip ボードと車体を簡単に分離する為に、線先をAI Chipボードに直接ハンダ付けせずに電池とモーターの組み合わせでコネクタをとりつけます。
7. AI Chip ボード側にコネクタ受けをハンダ付けします。 以下は取り付け後を示しています。
8. 車体に載せてみました。。
9. 「AI ChipV3 マニュアル」のとおり、通電したところライトもひかり、DEMOモードから前進モードとduty選択モードの選択ができ、無事に動作確認をすることができました!!
最後に
動作確認のときには、配線が間違っていないかドキドキものでしたが、無事動いたときにはメンバ一同歓声をあげました。
今回は一部モードのみの動作確認で終えましたが、今後この車体を使用して試行錯誤しつつ本格的な制御を行いたいと思います。
本記事のとおりに配線なさる場合は、自己責任でよろしくお願いいたします。
illusted by DonkeyDuck