ROBUSKEY –Inside–> 4K60p

世界初となる4K60pバーチャルスタジオに、ISPのROBUSKEYが採用されました。

by wazalabo-editor 2013/11/18

ROBUSKEY --Inside--> 4K60p

世界初、4K 60p のリアルタイムバーチャルスタジオ

11月13日(水)~15日(金) 千葉市・幕張メッセで開催された国際放送機器展「Inter BEE」。世界最先端の放送・映像機器と周辺アプリケーションが一堂に会した本会場では、放送局・公共団体向けのシステム開発に強みを持つ北海道日興通信様が出展された『3D-NIXUS 4K』という製品が、業界関係者からひときわ注目されました。
同社が開発・販売してきた『3D-NIXUS』は、ニュースやスポーツ番組、選挙放送など、さまざまな放送番組でインパクトのある3Dグラフィックをリアルタイムにオンエアできる「リアルタイム3DCGレンダリングシステム」で、バーチャルスタジオとしても活用できるものです。
そして今回のInter BEEに登場した『3D-NIXUS 4K』は、世界で初めて4K 60p のリアルタイムバーチャルスタジオを達成し、その製品化に成功したもの。次世代の放送には欠かせない先進システムとして、出展されています。
本システムのクロマキー合成では、ISPのROBUSKEYライブラリが使用されており、世界初の「4K60p、リアルタイム」の実現に、当社の技術が貢献しています。

3D空間上の描画処理に不可欠な、高速計算に耐え得る技術を提供

ISPにおいては、以前からROBUSKEYによるリアルタイム4Kクロマキー処理の技術開発に取り組んでおり、2013年7月に開催された「GTC Japan」では、最新のGPUアーキテクチャとCUDAを活用した、世界初となるカメラ入力による4Kリアルタイムクロマキーを出展しています。
このたび、北海道日興通信様が開発された『3D-NIXUS 4K』では、バーチャルスタジオにおける3DCGとの合成、つまり3D空間上のさまざまな視点からの描画処理に不可欠な、PC側での高速な計算に耐え得る、クロマキー処理の技術を当社が提供しています。
また本展示には、放送機器メーカー アストロデザイン様のフレームメモリボードGG-167-4Kが使用されています。


ISPは今後、北海道日興通信様、アストロデザイン様をはじめ、パートナー企業の皆様とより密接に連携し、次世代放送システムになくてはならない高度な画像処理技術、および高速化技術の開発を加速させていきます。