徒然なるままにクロマキーバック:その0

はじめに

うちの会社では、クロマキーソフトを開発しています。
クロマキーって言うのはですね・・・
まあ、ざっくり言えば合成に関する技術ってことですね。

詳しくは、こちらを参照ください。
https://wazalabo.com/imaging/lab/822.html

クロマキーは、何気に色々なところで使われています。
まずは、この動画を見てください。

びっくりです。
だって、なんでもない街角のシーンも合成だったんですから。

映像の中でそこかしこにグリーンの布のような物が使われています。
これがクロマキー合成用スクリーンです。(ここでは、クロマキーバックと呼びます。)

多くの場合、グリーンもしくはブルーが使われますが、
最近は、もっぱらグリーンが使われることが多いようです。

ちなみに映像系だけじゃないですよ。今度、街にあふれるポスターや雑誌などの広告写真を改めて見てみてください。実は、とても多くの写真が合成によって作られています。You Tubeで「CM メイキング」で検索するとクロマキーが多くのCM広告で使われているのが分かると思います。たとえば、こんなの・・・

理由はまちまちで、実際に行くことができないロケーションだとか、危険すぎるので合成とか、合成の方がコストが安いとか・・・。そうそう、人気アイドルグループを一同に集めることができないので、個別に撮影して合成するって話も聞いたことがあります。

クロマキー撮影には、クロマキーバックが必須なのですが、いざ用意しようとすると、なかなか難しかったりします。用途や目的によって大きさや材質なども異なります。
専用の商品もありますが、手芸用品店で手に入る大き目な布地などでも代用可能です。

仕事柄、クロマキーバックについていろいろと質問を受けることがありますが、別段クロマキーバックについて専門なわけではありませんので、その都度調査してきました。

せっかくいろいろ調べてきたので、もっとクロマキーバックについて掘り下げちゃえってことで、本記事を書くことにしました。
何回かに分けて、調査・実験なんかも交えてクロマキーバックについて掘り下げていきます。

次回は、手じかな物でクロマキー撮影(静止画)を行い、クロマキーバックの特性について整理してみようと思います。