徒然なるままにクロマキーバック：その２

製品としてのクロマキーバック

こんにちは(^-^)
前回のお話で、業務レベルで利用するクロマキーバックを手近なもので代替するのは、結構大変ってことを説明しました。では、業務でクロマキーバックを必要としているプロの人たちはどうしているのでしょうか・・・？　まぁ当然なのですが、専用の製品が販売されていて、それを利用しています。てことで、今回はクロマキーバック用途として販売されている製品について、どんなものがあるかを調査レポートしてみたいと思います。

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調査方法

方法：
インターネットで検索調査
方針：
１．クロマキー用として販売されている
２．メーカーもしくは、販売元が明確であること

調査してみると、かなりのバリエーションがありました。そこで、調査結果を「素材」と「設置手段」、二つの軸で整理してみました。（図１）

SETPAPER 28ブライトグリーン、スーペリア背景紙 #54スティンガー、カロラマ CL 333 [233 クロマグリーン]、IDEX 現場施工、ナカヤマ 0062クロマキーグリーン、Lastlite LC5881、カロラマ GREENSCREEN、サンテック デジタルクロマキー、IDEX クロマキーデジタルグリーン、銀一 クロマキーグリーン、Lastlite LC6981、ROSCO ビデオペイントグリーン、Nip蛍光PALETTE YNK 5、神東塗料 クロマペイント、BRISTOL VFXPaints、日本ウェーブロック JT-G01ライトシリーズ、日本ウェーブ ロック KTG-01、BBRISTOL VFX300

素材

• 紙
  コスト性に優れ、使い捨てられる。形態はロール巻きで、最大幅は3.56m。
• 布
  汎用性・拡張性が高く、製品のバリエーションも多い。折りたたんで運べる。
• 合成樹脂
  耐久性・耐水性に優れている。汚れても拭き取れる。幅が1.8mまで。

設置手段

• 特注・施工
  常設設備、もしくは規格外に大きい面積を覆う場合に必要となります。
• スタンド
  吊るす形で設置するための機材です。形態がロール巻きの場合は、必須となります。
• フレーム
  金属などの枠に、複数の紐で固定するための機材です。
• 特殊形態
  汎用性が低い代わりに、目的に特化した機材です。

今回の調査で見つけた製品のメーカー名・販売店・実売価格などをまとめたのが、下の表１となります。

表１．クロマキーバック製品情報一覧

※価格は参考値です。

結構たくさんの製品が販売されていることがわかりました。ただし、施工向けの製品についてはあまり情報がありません。常設施設用に、施工が可能なグリーンバックが必要という話は、ときどき耳にします。なので、今後の調査では、クロマキー用とはされていない製品であっても、調査対象にして行きたいと思います。例えば壁紙とか、カーペットとか・・・。

以上、製品としてのクロマキーバックについてざっくり調査レポートしてみました。次回からは、クロマキーバックの特性（色味、映り込み、反射特性、etc）について、順次レポートしていけたらと思います。
それでは(^-^)

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